こんにちは!まぐまるです^^
「スゴい!行動経済学」というとても興味深い本を見つけたので読んでみました!

行動経済学?なんか難しそう・・・
そう思う方も多いと思いますが、実は生活からビジネスまであらゆる面で活用できる学問なのです!
例えば、自分が努力して犠牲を払った結果や、達成した目標を高く評価したくなる心理「IKEA効果」。
IKEAの家具は部品がバラバラの状態で販売されていて、自分で組み立てる必要があります。
この完成に手間をかけるプロセスから、家具に愛着が生まれ、高い価値を感じるというものです。

IKEAでチェストを買って3時間かけて組み立てたことがあるけど、確かに他の家具に比べてめちゃくちゃ愛着湧いてる(°0°)!!
身近な例で言うと、ソーシャルゲームで獲得したアイテムやレベル、身につけたテクニックなどに価値があると思うのは、このIKEA効果の影響によるものとされています。
このように共感できる例が実験結果と共にたくさん挙げられています。

行動経済学、ちょっと面白くないですか?^^
ボストン大学、コロンビア大学、スタンフォード大学など、数多くの有名大学の研究者たちによる研究結果が証明していること、それは・・・
この本を読むことで、行動経済学はわたしたちの身近な存在であることが分かります^^
行動経済学を学ぶことで、
- 上手にセルフコントロールができるようになる
- 「人間」への理解が深まり、人間関係がスムーズになる
- 社会や企業の改善に役立つ
わかりやすい事例を用いてかみ砕いて解説されているので、行動経済学とはなんぞや?という人も理解しながら楽しく読み進めることができます^^
著者:橋本之克さん
この本を書いているのは、マーケティング&ブランディングディレクターの橋本之克さん。
東京工業大学工学部社会工学科卒業後、大手広告代理店を経て1995年日本総合研究所入社。
環境エネルギー分野を中心に、官民共同により研究事業組織コンソーシアムの組成運営、自治体や企業向けのコンサルティング業務を行う。
1998年アサツーディ・ケイ入社後、戦略プランナーとして金融・不動産・環境エネルギー業界等多様な業界で顧客獲得業務を実施。
2019年独立。現在はマーケティングやブランディング戦略のコンサルタント、行動経済学に関する講師、著述家として活動中。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、東京商工会議所2級カラーコーディネーター。

著書もたくさん出されているよ!
『9割の人間は行動経済学のカモであるー非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす』
『9割の損は行動経済学でサケられるー非合理な行動を避け、幸福な人間に変わる』
『モノは感情に売れ!』
など、多数出版されています^^
世界最前線の研究でわかる!スゴい!行動経済学【概要】

そもそも行動経済学って?
行動経済学とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である。 行動経済学は当初は主流派経済学に対する批判的な研究として生まれたが、1990年代以降の急速な発展を経て米国では既に主流派経済学の一部として扱われるようになった。
行動経済学 – Wikipedia
簡単に言うと、「心理学」とお金や損得を扱う「経済学」を合わせた学問です^^
この本では、たくさんの研究結果と共に、わたしたち日本人にとって馴染みのある事例を紹介して下さっています。
ざっくりですが、本の概要を以下にまとめてみました。
一度は聞いたことがあるものもあったのではないでしょうか^^

それぞれを身近で分かりやすい具体的な例を用いて解説されているので、「あ~!なるほど!」と思わず言ってしまうくらい理解しやすい内容になっています!
世界最前線の研究でわかる!スゴい!行動経済学【ポイント①】ナッジ
序盤に取り上げられている「ナッジ」。
ナッジとは、強制や命令をすることなく、暗に良い行動を示す方法を言います。
ナッジの典型的な事例として、アムステルダムの「スキポール空港のトイレ」が取り上げられています。
どういったものかというと、男性用小便器の中央より少し左側にハエの絵が描かれていて自然に止まっているように見えるものです。

利用者は用を足すときに、無意識にこのハエを狙うそうです。
こんな簡単な仕組みで飛沫による汚れ率は80%も減少したという驚きの結果があります。
日本でもあるのかな?と旦那さんに聞いてみると、

どこかのトイレで見たことあるよ!
ハエじゃなくて弓矢の的みたいな絵だった!
確かに狙ってたわ~(笑)
とのことでした^^
わたしはこの本を読むまで「ナッジ」という言葉も聞いたことありませんでしたが、より良い社会を作っていくにはとても有効な手法だなと思いました。
何かしなさい!とか、これはダメ!とか強制するよりも、自然な形で誘導して効果抜群ならばお互いにメリットしかないですよね。
とても興味深い「ナッジ」。
もっともっとナッジの事例を調べて、自分の身の回りでも活用できる方法を見つけていきます^^

物を出しっぱなしにしがちな旦那さんをナッジで誘導したい!w

うぐぐ・・・スミマセン・・・orz
ナッジがなくても出来るように気をつけます;;
世界最前線の研究でわかる!スゴい!行動経済学【ポイント②】ハウスマネー効果
労働で得たお金と違い、不労所得や幸運で得た利益は粗末に扱う傾向があることを「ハウスマネー効果」と言います。
簡単に手に入れたお金は支払うのに痛みを伴わないため、リスクの高いお金の使い方をしてしまいます。
わたしも昔宝くじで当たったお金を粗末に使ってしまった経験があるので、よ~く分かります。

なんであんな使い方をしたんだろ・・・
反対に、ギャンブルで得た利益を大切に扱うことは無理といってもいいのかもしれません。
ということは、ギャンブルでお金持ちになることは不可能とも言えますね。
『一万円は一万円』で変わりないことを意識しなければ、お金持ちになるのは難しいでしょう。
世界最前線の研究でわかる!スゴい!行動経済学【ポイント③】現状維持バイアス&内集団バイアス
昨今では個人の働き方が多様化しているなか、健康寿命も伸びているため、一生のうちに働く時間は長くなっていることが取り上げられています。
並行して雇用関係にも変化が起きており、末永く会社が社員を守り、社員が会社に忠誠を尽くすといった関係は、遥か遠い昔話になってしまったようです。
つまり、会社員をしている方は会社に寄りかからずに、副業などで収入の柱を増やす必要があるということです。
こういった状況でもフリーランサーが増えない理由がいくつかあると橋本さんはおっしゃっています。
行動経済学の視点から言うと、現状からの変化に恐れて未知の体験を拒む「現状維持バイアス」と自分が所属する集団「内集団」に対してそれ以外の集団「外集団」より良い感情を抱く「内集団バイアス」が影響していると言えます。

だって生活かかってるから稼げなかったら困るし・・・
新しいことを覚えるのも大変だし・・・
まわりにフリーランサーなんていないし不安;;
という声も聞こえてきそうですね。

しかし、人生100年時代です。
決断をして行動しなければ、勤め先を失ったとしても人は生き続けるのです。
将来に向けて今日からでも、まずは自分の心の中にある不安を正面から見つめる準備をしましょう。
読んでからの変化
この本を読んでから、普段の生活に行動経済学は密接していることに気付きました!

どんな人も学んだほうが人生豊かになると思う!
行動経済学を学ぶことで、正しい社会のあり方や視点を持つことができます。
良い活用をしていることもあれば、この心理を使って騙そうとしていることもあるでしょう。
大切なお金を守るため、また円滑な人間関係を保つために、行動経済学は大いに役立つことを確信しました^^
お金は感情で動いている!この心理を理解してお金と仲良くなろう!
サブスクリプションやソーシャルゲーム、保険や住宅ローンなど、わたしたちにとって身近なものがテーマとして書かれているのでとても理解しやすいです^^
行動経済学の入門としてはかみ砕いて解説されているので読みやすく、非常におすすめの一冊です!
読み終えてからの日常は、たくさんの気付きがあってより楽しいものになりますよ^^
行動経済学の心理を学んで、大切なお金を守り、賢く利用していきましょう!
今回は以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました!
---まぐまる---
赤字家計から脱出成功した30代ズボラ主婦。
マッチョな旦那さんと2人暮らし。
セミリタイアして世界中を飛び回るのが夢。
豊かな人生を送るために積み上げ中。
ミニマルな暮らしがスキ!
投資がスキ!!
旦那さんが大・大・大スキ!!!♡
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